HD-28Vチューナー交換
HD-28Vチューナー交換
http://hd28with4capo.diarynote.jp/201407302022543073/
で書きましたがHD-28Vの唯一の不満点であったチューナーを
GroverのV97-18Nに交換しました。
元々ついていたのはGotohのOEM品。これのデキはイマイチですね…
ペグを支える部分がコの字型になっていてグラグラです。
定価$4000以上のギターに使うクオリティじゃないだろコレ。
検討した候補はこんな感じでした。

・Waverly 4060N
オープンバックと言えばまずコレですかね。
高級モデルですがコレじゃなきゃダメだという固定ファンが多いですね。
ペグを回したときの独特な感覚がやみつきになるとかならないとか。
ギアがブロンズでできているのが関係しているようですね。
ギア比は16:1です。
トルク調整ビスの緩みの問題があるそうなので見送りました。高いですし…

・Gotoh SE510M
セルフセンターガイドが特長ですね。ギア比は15:1です。
エックスフィニッシュによる滑らかさもいいらしいです。
センターガイドのためにおそらく穴を少し拡げないといけないかと。
穴はそのままで換装したかったので断念。
ちなみにSE510がKluson互換、SE510MがMartin互換、SE510WがWaverly互換です。

・Gotoh SE770
SE510のセルフセンターガイドなしと考えていいのかな?
こちらもギア比は15:1です。
ちなみにSE700がKluson互換、SE770がMartin互換、SE780がWaverly互換です。
なぜかSE770だけブッシュがテーパーになってます。
(MartinオリジナルのGotoh OEMと同じ)
エックスフィニッシュは少し気になりましたがV97-N18より魅力を感じませんでした。

・Grover Sta-Tite V97-18N
通常のSta-Tite V97Nはギア比14:1ですが、これはギア比を18:1にしたモデルです。
日本ではV97Nしか発売されておらずV97-18Nの情報はあまりありませんね。
ベースプレートがダイキャストでしっかりしているのが特長のようです。
ギアはWaverlyのようにブロンズですかね。
18:1ということでギアがでかいためベースプレートのサイズはやや幅が大き目です。
細かいピッチ調整が可能になると思い、ギア比18:1に惹かれこいつにしました。
海外通販でも良かったんですが、送料や通関手数料込みだと数百円しか変わらなかったんで並行輸入品を取り扱っているお店で購入しました。

穴拡張はしないため工具はたったこれだけです。
今回は全部PBですね。

・ドライバー PB 8190
PBのドライバーは着磁していないのが特徴ですね。
ダイヤモンドチップのWeraとかと使い分けています。
今回は何でも良かったのでPBでそろえてみました。
PBはスイスグリップ派です。マルチクラフトはやっぱニオイが苦手で…
チューナの取り付けビスはPH1(プラスの1番)です。

・ハンマー PB 300/2
ヘッドが固いもの(金槌など)以外で。
今回使用したのはPBの無反動ハンマーです。
割と有名ですがホント良いハンマーですね。ヘッドも交換できますし。

・ピンポンチ PB 755/7
ブッシュを抜くために使用します。
本当は8mmがベストですが手持ちにないので7mmで代用しました。
ポンチとタガネはPB使っておけば間違いないです。

作業は割とすんなり終わりました。
(1)弦を外す
(2)裏側のビスを外してチューナー本体を外す
絶対に表側からレンチで回してはダメです。六角ナットじゃないです。
回すとブッシュがリーマーの替わりになり穴が拡がってしまいます。
(3)ブッシュを抜く
裏側からポンチをあてがってハンマーで打つだけですが、できるだけ衝撃が伝わらないように優しく。
下手すると突板が欠けてしまうので。
ほんのごく軽く当てるだけで抜けます。
叩かずグっと押し出すのもいいかもしれません。
(4)新しいブッシュを入れる
こだわるなら六角の向きを合わせます。
ハンマーで軽く叩きながら少しずつ入れていきます。
真っ直ぐ入るように少しずつ見ながら気長に。
この作業が一番時間が掛かりました。
(5)ビス穴を埋める
新ビスは旧ビスよりやや小さかったので旧ビスはそのまま使用できず。
ビス穴位置は同じですが新ビスの方が小さくゆるそうだったので、爪楊枝をカットしてビス穴を埋めます。
(6)新しいチューナーを取り付け
(7)弦を張って完了

Grover V97-18Nですがとてもよい感じです。
ペグも軽く回り非常にスムーズです。
HD-28VにWaverlyを取り付けたものを触ったことがありますが同等以上だと思います。
やはりギア比18:1は伊達じゃないですね!!
細かいピッチ調整も可能で気持ちよくチューニングできます。
チューニングの安定感も上々です。
Waverlyの1/3以下の価格でこのクオリティ!! (Stew-MacだとV97-18Nが$41.11で4060Nが$143.90)
さすが老舗メーカーのGroverさんやで…
これは買ってよかった。っていうかもっと早く交換しておくんだった。
というわけでバタービーンのオープンバックならGrover V97-18Nおすすめです。

コメント

nophoto
マコマン
2015年2月7日19:21

初めまして!
当方も同じギターに同じペグ交換しようと思っています。
爪楊枝はボンド付けて、穴に全部埋め込む方法ですか?

4capo
2015年2月7日20:29

>>マコマンさん
HD-28Vはいいギターですが、チューナーがイマイチですよね。
Grover V97-18Nはいいチューナーだと思います。
穴埋めはおっしゃる通りの方法です。
ゴソゴソにならなければ良いと思いますよ。

nophoto
マコマン
2015年2月8日2:10

お返事ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
また何かありましたら教えて下さいませ。

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