通勤号解体 クランク・BB編
通勤号解体 クランク・BB編
今回はクランクとボトムブラケットを外して分解します。
使う工具は左から
・コッタレスクランク抜き PWT CC80
PWTは台湾の自転車工具メーカーです。
直販で買うとかなり安いので色々使ってます。
CC80はオクタリンクとスクエアテーパーの両方に対応しています。
2面幅15mmなのでペダルレンチを2個使って回します。
8mmのヘキサゴンでも回せますがL字レンチだとトルクが厳しいと思います。

・BBツール PWT CB65
シマノ純正TL-UN74-Sが2面幅32mmしか対応していないのに対して、CB65は1/2"sqのハンドルに対応しています。
ブレーカーバーが使えるのは大きいです。
ちなみに2面幅は24mmです。

・ヘキサゴンレンチ Wera 950SPKL/9SM
クランクフィキシングボルトを外すのに10mmを使います。
ものによっては8mmの場合もあります。
それと、クランクからチェーンリングを外すのに5mmを使います。

・ペダルレンチ Park Tool PW-4
・ペダルレンチ PWT PW163
コッタレスクランク抜きを回すのにペダルレンチを2個使用します。
PW163はPW-4と比べるとやや力が掛けにくいですが、安価で中々の品質です。
PW163で固定しながらPW-4で締め込んでいくのが良いです。

・ブレーカーバー Snap-on SN15A
1/2"sqのブレーカーバー。アンダーラインロゴ時代のものを使用してます。
BBツールを回すのに使用します。
全長15"で取り回しのよい長さでしっかり力もかかります。

ケミカル類は左から
・KURE CRC 5-56
定番のオイルスプレーですが、意外と万能には使えません。
5-56を潤滑目的で使用する方がいらっしゃいますが、これは誤った使用方法です。
潤滑剤はほとんど入っていないのでグリースが流れ出てしまい逆効果です。
逆にグリースを洗い流して洗浄するのには結構使えます。
固着したビスに吹いて浸透させてから緩めるのが本来の使い方です。
防塵にも中々優秀ですが、それなら3-36の方が良いと思います。
安くてバンバン使えるんですがちょっとにおいがきついのがね…
無香性もあってこちらはゴムやプラにも使えるんですが、少し高い弱んで5-56のメリットがなくなっちゃいますね。

・WD-40
こちらも定番のオイルスプレー。性能的には5-56と大差ないかな。
5-56よりにおいがきつくないです。3-36とか6-66に似ているにおい。
逆さでもスプレーできるので使いやすいです。

・AZ パーツクリーナー
・AZ 強力パーツクリーナー
もちろん今回も使います。

クランクを外してチェーンリングをバラします。
チェーンリングを固定しているビスが固着していました。
5-56を吹いて数分放置。Weraのヘキサゴンレンチで力を掛けると簡単に外れました。
チェーンリングを洗浄したら、BB外しに取り掛かります。
左ワン外して、お次は右ワン。
JISの場合、右ワンは逆ネジなので注意が必要です。
あれ?外れない。固着してるようです。
5-56吹いて数分放置。外れないっスね。WD-40やKM-001でも同じ。
車のホイールナット外し用に使用している600mmのブレーカーバー Ko-ken 4768N-600でやってみるも無理。
そもそも力を掛けるとBBツールが外れそうになります。
BBのスプラインが浅いんで、BBツールが浅くしか掛からないんですよねー。
これではトルクも掛けられないっスわ。

これは裏技を使うしかないみたいですね。
次回に続く…

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